ヘルシーリップって?
ヘルシーリップと聞くと、どんなイメージをしますか?
裸の唇? ごてごてと色を加えていない自然な唇?
イメージとしては、赤ちゃんのようなぷっくらしたみずみずしく健康的でナチュラルな唇。
そして、リップカラーメイクはベースはヌーディ―
その他、ナチュラルベージュやベビーピンク、オレンジ系なども相性がよく多く使われます。
作り込まず、透明感溢れる美しさを持つこのヘルシーリップは最近とても人気です。
ですが、どうも難しいと感じている方が多いようです。
- なんとなく血色が悪く顔色がくすんでみえたり
- いまいちメイクの仕方もわからない・・
- メイクの時、唇はナチュラルなままで何もしない?
- 色をのせないがいいの?
など、疑問のお声がアレコレ寄せられました。
そこで、今回は【ヘルシーリップになる10のこと】どれも簡単なので、取り入れやすいものからやってみて下さい。
ヌーディ―なリップはケアいらず?
まず、赤ちゃんのようなぷっくらしたみずみずしく健康的な、ナチュラルな唇である理想のヘルシーリップにするには、
自然なままで何もせず、というのでは残念ながら手に入りません。
日頃からきちんとケアしていないとあっという間に、大人の唇はカサカサに荒れ、シワシワにしぼみ、色もくすんだ貧相な感じになってしまいます。
肌と同じように唇もケアしましょう。
シワシワ・カサカサ唇の原因
シワシワ、カサカサした唇の原因は、主に紫外線、乾燥、加齢によるものです。
その他、色素沈着をおこし荒れてしまうこともある(タール系の口紅を常時つけることは避けましょう)と言われています。
外気の乾燥、室内でも冷暖房で常に乾燥しがち環境のなかで、素のままの唇をさらしてケアを怠ると、
お肌と共に唇も荒れてガサガサ、なかには、毎年この時期になると唇の皮がめくれて・・なんて女性は多いものです。
この唇にダメージを与えている原因は、乾燥だけでなく、紫外線や花粉、黄砂、PM2.5などの大気汚染物質など様々です。
これでは、ヘルシーなヌーディーリップからは遠のいてしまいます。
そんな唇とは別れを告げてほんの少し唇ケアを始めましょう。
赤ちゃんのような理想の唇
ふっくらと、柔らかそうで思わず触りたくなる。そんな赤ちゃんのような唇を手にいれましょう!
日常的に取り入れられる簡単ケアから、魅力的な唇を演出するメイクの仕方を紹介します。
ナチュラルでヘルシーなのに、”オシャレでこなれた”印象を与える口紅の付け方や魅せ方まで♪ヘルシーリップつくる10のこと
知っているのと知らないのとでは大違いです。
【ヘルシーリップになる10のこと】
① 避ける
「タール系使用の口紅」はくすみの原因
タール系色素とは、簡単にいうと、石油(石炭)系のから人工的に作られた合成色素のこと。
もちろん、国内で食用として認められているものもあり、着色料や色素が合成ものがすべて有害というわけではありませんが
長年使うことで、唇自体がくすんでしまう原因の1つともいわれています。
口紅は直接、口につけるもの。
もっと言うなら唇は粘膜でもあるデリケートな部分です。
できれば、常日頃から天然色素のものを選んで使うようにしましょう。
口紅だけでなくグロスや、たとえリップクリームであってもほんのり色がつくものも多いです。
”タール系不使用”、”天然色素”の表記をチェックして選ぶようにしましょう。
② 汚れを落とす
唇をクレンジングする
クレンジングの際に、何気なく肌のメイクを落とす、ついでに唇もそのままクレンジングしがちですが、それだけでは不十分なことも。
最近は落ちにくい口紅なども多く、唇の縦すじのシワの中に意外と残っていたりする事もあり見落としがち。
これをほうっておくと、唇の乾燥や、くすみのもとになってしまいます。
また、きれいに落すことで、後に与える栄養が十分に浸透もしていきます。
そのために、毎日のクレンジングの際、ちょっとしたポイントを知っておきましょう。
〈唇のクレンジング〉
- お顔の肌をクレンジングする際、唇にも指先でなじませ、口を「エ」の形に少し開きます。
- 指先で唇の縦筋のシワに沿うよう、縦方向にマッサージをするつもりで優しくなじませましょう。
また、ビビッドな(強めの)色味や、もちがいいタイプの口紅などでメイクをした時は、
こすらず、コットンやラップにクレンジングを含ませ、唇に数十秒のせてから(長くのせると荒れるので短めで)指先で優しくきれいに洗い流しましょう。
③ 唇の角質ケア
大人の唇には、角質ケアが必要です。
日々のメイクの汚れを落とすクレンジングとは、別に唇にたまった古い余分な角質を落とす為のケアです。
デリケートな唇には自然素材のものを使用するのがオススメです。
【シュガースクラブでマッサージ、古い余分な角質を落とす方法】
<簡単シュガースクラブの作り方>
・砂糖
・はちみつ
・オリーブオイルorアーモンドオイル
●砂糖とはちみつの割合は、基本1:1位+オイルは少量、テクスチャーをみて好みに加減してOKです。
以上の3つを混ぜて、唇をやさしく指先でクルクルマッサージして、あとは洗い流すだけ。
1〜2週間に1回ほど角質ケアを行うだけで、くすみが取れ柔らかく潤いのある唇がよみがえります。
バスタイムなどを利用して行うのがオススメ!蒸気があるので、より効果的です。
もし、余ってしまったら、そのまま手やBodyのマッサージに使っても。
④ 血行を良くする
- 湯船に浸かる
言うまでもなく、美しい唇の色ツヤに必要なことは血行を良くすることです。
シャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かり体全体をあたためましょう。
それだけで、リンパや血行の流れがよくなり、体内のデトックス効果や
酸素や栄養分が、血液と共に唇の細胞すみずみにまで十分に届けられて、ヘルシーリップへと導いてくれます。
- 唇自体を温める
朝のメイク前や、夜、湯船につかれない時には唇そのものを温める事がオススメです。
〈簡単(蒸しタオル)を使ったホットパック〉
1.簡単な蒸しタオルを作ります
水で濡らした布を、軽くしぼり(したたる位に軽く)レンジでチンするだけ
(取りだしたばかりの時は熱いのでやけどに注意して、少しパタパタ振って温かいと感じる位まで、冷ましてから使います。)
2.オイル(アーモンド、アルガン、オリーブお好みのもの)(なければ蜂蜜でもOK)これを唇にたっぷり塗り、上からラップを貼り付けます。
3.ラップの上に、先ほどの蒸しタオルをのせること5分~10分程。
これだけで、保湿と共に柔らかくぷるぷるとした弾力がある唇に。(お風呂の湯船に浸かりながらなども、おすすめです。)
なお、唇ホットパック専用に、ハンカチ程の大きさに切った、ミニタオル地かガーゼ素材(面倒であればコットンでもOk)など
小さなかごに入れ数枚用意しておくと、思いついた時に、こまめにできます。
また、余談ですが唇だけをホッとパックする為の小さいサイズの物を無理に用意せず、顔全体を覆えるサイズを用意しておき
メイク前やクレンジング後などに、顔全体をホットパックするのもおすすめです。
⑤ 水分
私たち、人の体の約60%は水で、できています。
みずみずしく、ぷるんぷるんとしたお肌と共にヘルシーリップ、理想の赤ちゃんの体は約75%が水。
ちなみに、老人では約50%まで少なくなるといわれています。
みずみずしいヘルシーリップの為にも、ミネラル豊富な水分を。
ポイントは、多量の水を飲むのではなく、こまめに水分を摂ることで効果的に潤いが保てます。
⑥ バランスのとれた食事
健康的な唇をつくるには、やはり、外見だけでなく体内から健康でいることが望ましいですよね。
ヘルシーリップの為に、必要な栄養素と食材をあげてみましょう。
〈コラーゲンのもとになる良質のたんぱく質〉
- 玉子、納豆、うなぎ、レバーなど
ミネラル分やビタミンBが豊富で、コラーゲンのもとになってくれる、ヘルシーで良質のたんぱく質が含まれています。
〈潤いに必要な良質の油分〉
- アボカドオイル・アーモンドオイル・マカダミアナッツオイル・エゴマオイルなど
植物から抽出されたオイルは、美容効果が高い事で知られています。
なかでも、「低温圧搾製法」のものは、読んで時のごとく低温で、圧縮(プレス)して抽出しているため、
成分が高熱で変化や壊れることなく、そのままの栄養分を摂取できるのでオススメです。
〈水分保持のネバネバ系食材〉
- れんこん・おくら・山芋・モロヘイヤなど
これら、粘りのある食材はムチンという成分が多く含まれています。
ムチンは、胃腸の粘膜などを守る他、喉などの乾燥を防ぎ潤いを与え感染から守るなどの役目をしてくれます。
唇は、皮膚であると同時に粘膜でもあるのでこまめに摂りたい食材です。
その他、美白や抗酸化作用のあるビタミンCや鉄分などの食材も必要です。
要は、バランスのとれた食事をする事がヘルシーリップになる為には不可欠ですね。
⑦ 守る
肌同様に、唇にもアンチポリューションが必要です。
むしろ、お顔の中でも最もデリケートな唇は、ダメージを受けやすので、
意識的に、乾燥、紫外線、花粉、PM2.5などの大気汚染物質からも、守ってあげるようにしましょう。
そのために「UV入りのリップクリーム」+「マスク」使いがオススメです。
マスクは単なる風邪など感染予防対策だけでなく、アンチポリューションと、「UV入りのリップクリーム」+「マスク」の併用でより保湿効果をUPさせてくれます。
⑧ 栄養を与える
唇は皮脂分泌が少ない場所です。
そのため、保湿をすることや、栄養分を与えてあげましょう。
「リップバーム」や「シアバター」をお休み前の夜ケアに取り入れて、唇を労ってあげましょう。
〈リップバーム〉
ピュアエッセンシャルオイルをベースに蜜蝋とココナッツオイルを配合したリップバーム 防腐剤、石油系成分、動物由来成分、合成香料不使用
シアバターのテクスチャーは、まさにバター状で、常温だと、白っぽいかたまりですが、体温で溶け出します。
<シアバター・使い方のコツ>・・手のひらに少量とり、体温で溶かすように、じんわりと両手の平で包み込むようにします。
そのまま、手の平で液体状に柔らかくなったシアバターを、唇に優しく押さえてあがるようにつけましょう。就寝前がおすすめです。
⑨ メイク前のケア
メイク前の数分のケア、このひと手間で唇にリップや口紅をのせた時に、仕上がりに差がつきます。
どれもラップパックだけで、手軽にできるケアをいくつか紹介します。
・水分を与える保湿パック・・お手元の化粧水をコットンにたっぷりと含ませ、唇に貼り付け、5分程度おきます。
・栄養を与えるハニーパック・・はちみつを唇にたっぷりと塗り、ラップをして5分程度。
・柔らかい唇にするオイルパック・・お好みの植物オイルを、唇にたっぷりと塗りラップをして5分程度。
その時の唇の状態や、あなたに合うお好みのものをチョイスして下さい。
⑩ 魅せ方
唇の魅せ方によって、与える印象は変化します。
さまざまなオシャレを楽しんでメイクしましょう。
また、ヘルシーリップを際立たせるには、顔全体のメイクバランスも大切です。
全体のメイクは控えめに、血行をよく見せるピンクベースのチークとマスカラ程度でヌケ感を楽しんで。
〈ヌーディ―でナチュラルヘルシーなリップ〉
〈ヌーディ―でナチュラルヘルシーなリップ〉
(1)下準備にファンデーション(又はコンシーラー)で、肌と唇の境界線をぼかすように唇の色味を押さえておきます。
(2)お好みの色のリップペンシルで輪郭をとります。
(3)無色透明リップを輪郭内の唇全体になじませます。
(4)唇の中央にのみ、グロスをのせるようにつけると、
ヌーディ―な唇なのに、顔がぼやけずナチュラルヘルシーリップのできあがり。
ワンポイント・アドバイス・・<輪郭のとりかたで印象がUP>・・・
- 上唇を少しはみ出して大きく描くと可愛らしい印象に
- 下唇を少しはみ出して描くと、大人っぽい印象に。
<ぷっくらと、ふくらみを帯びた口元に。>
<ぷっくらと、ふくらみを帯びた口元に。>
こちらは、ラインをとらずつけていきます。
(1)透明のリップクリームを、下地をして多めに唇になじませます。
(2)輪郭をとらずに、指またはステックのまま口紅を薄くとり唇の中側(内側)から、のせます。
※ポイントはココ!ごく少量、薄く口紅を指にとり、調整をすることです。
(3)(2)を数回繰り返し、最後に、外側に薄く色味をのばす感じで、できあがり。
おわりに
いかがでしたか?
意識してケアする事で、これまで以上にあなたの唇がきっと輝きはじめます。
今回ご紹介した他にも、色々な顔を魅せてくれる「ヘルシーリップ」です。
例えば、お好みで、グロスを唇の中側(内側)にだけ少量のせても。
その他、1本の口紅で、部分重ねでグラデが自然なニュアンスの口元なども素敵です。
ヘルシーリップの魅せ方は、あなたのセンスで楽しんで。